テレビや新聞で盛んに叫ばれているキーワード。

「人生100年時代」

若い方にはピンとこないかも、ですが

昭和の昔と比較して現代社会は衛生環境が格段に良くなり

医療制度や医学の進歩のお陰で平均寿命も劇的に伸びました。

一方で健康寿命が大切であるとの指摘があります。

健康寿命とは

「日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活が送れる生存期間のこと」を言います。

つまり人生100年時代を有意義に豊かに送るためには

この健康寿命がとても大切な要因となります。

端的に言えば誰かの世話になることなく、自ら自立自走できる状態を

何歳まで維持できるか、ということです。

ですから人生100年時代を迎えるための備えとして

よく言われる「保険」や「健康診断」では正解とは言えません。

「えっ、それしか思い浮かばないよ」

という声もありそうですが

医療保険や健康保険はそもそも

何かあった時の備えとして確かに必要なファクターですが

それがあれば十分とは言えません。

何故なら保険の本来の役割は

万一のことがあった場合の備えだからです。

万一のことはない方が良いのです。

また、健康診断というのは

その時点での健康状態を把握することが目的であって

健康診断そのものがあなたの健康寿命を伸ばしてくれる訳ではありません。

このあたりの誤解を解いて下さい。

一般に人間は40代になると老化が顕著になります。

毎年健康診断を受けていても

自分が何か行動を起こしていなければ

肉体は時間の経過とともに衰えます。

このようにほとんどの方は

人生100年時代を迎えるにあたっての

本質的な準備ができていないのです。

100年時代を迎えるための本当の備えは

健康的な生活を送るための心身を維持する生活習慣を身につけること！です。

そこでどのような生活習慣を身につければ良いのかについて

考えてみましょう。

ポイントになるのは

要介護や要支援に陥ってしまう原因にあります。

要介護や要支援などについては

若い世代の方々はまだ先の話と感じるかも知れませんが

知っていて損のない話ですから

どうぞお付き合いください。

次回は健康寿命を伸ばす方法についてお話します。

続く

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